2017/5/10 09:11:53

ちょっと待って!トイプードルを飼う前に知っておいてほしいこと

    1.トイプードルをどこからお迎えしますか?

    新しい家族を待っています

    トイプードルをどこからお迎えするかもう決まっていますか?
    ペットショップやブリーダーからと考える前に里親募集サイトを覗いてみてください。
    全国には新しい家族を待っているトイプードル達がたくさんいるのです。
    保健所で家族を待っている子は「命の期限」つまり殺処分されるまでの日にちが迫っている子もいるのです。あまり知りたくはないことですが、犬を飼う上で必ず知っておいてほしい現実です。

    実は日本は動物愛護の面で、ヨーロッパ諸国に比べかなり遅れをとっています。
    ヨーロッパの中でも特に動物を大切に扱っている国としてイギリスドイツイタリアが挙げられます。この3つの国では日本のようにお店での生体販売、つまり犬自体の販売をしているところがほとんどありません

    じゃあどこから犬をお迎えしているのかというと、捨てられたり虐待されたりした犬が保護されている「ペットシェルター(保護施設)」からです。
    日本にもペットシェルターはありますが、力の入れ具合が全くと言っていいほど違います。ヨーロッパ諸国のシェルターはとても綺麗で清潔感があり、かなり広々としたスペースで犬達が生活しています。

    ヨーロッパの人々は犬を買うという意識がそもそもないのです。さらに犬を守るための法律やルールが厳しく、犬の虐待をすると100万円以上の罰金を科せられることも。
    もう1つ驚きなのがドイツでは犬の殺処分数がゼロだということです。

    日本では年々犬の殺処分数が減ってきているとはいえ、まだ2万頭の犬が処分されています。
    日本もドイツを見習ってゼロを目指しましょう!


    里親になる覚悟はできていますか?

    トイプードルを新しい家族として迎え入れることで、楽しい毎日を過ごすことができるでしょう。しかし犬を飼うということは楽しいことばかりではありません。毎日のお散歩、しつけ、病気になった時のケア、老犬の介護…あなたは最初から最後まで責任を持ってお世話できますか?

    里親募集しているトイプードル達は何かしらの理由で一度大好きな飼い主を失い、その多くが心に傷を負っています。虐待され人間が怖いと感じる子もいるでしょう。
    そんな子はあなたに心を開くまで時間がかかるかもしれないですし、ペットショップからお迎えする子より手がかかるかもしれないですね。それでも温かく見守ってあげられますか?

    これらの質問に自信をもってはいと言える覚悟があるのか、トイプードルの里親になる前にもう一度考えてみてください。少しでも新しい家族に幸せになってもらうためにも。


    どうすれば里親になれるの?

    誰でもトイプードルの里親になれるわけではなく、その子が再び不幸になるのを防ぐために各保護団体はいくつかの条件を作っています。その条件をクリアして、ようやくトイプードルの里親になれるのです。

    1人暮らしではないこと
    金銭的に不自由ではない
    犬をひとりぼっちで6~8時間の留守番をさせない環境が作れる
    小さな子供がいる家庭ではない

    この他にもたくさんの条件がありますが、上に挙げたものは多くの団体で里親の条件として入っています。
    ここまでしっかり条件があるなら、犬たちもきっと良い飼い主さんに巡り会えるはず。しかしその一方で里親になるための条件が厳しすぎるといった声もあるようです。

    ですが、このように条件が厳しくなってしまったのには理由があるのです。

    1つは里親詐欺。ワクチン代と言い高額なお金を要求されるケースがあります。また、里親に募集し引き取った犬を虐待するという許しがたい事件がありました。

    もう1つは里親放棄。里親になったものの、「やっぱり飼えない」といって犬を保護団体に返しにくる人が増えたのです。このようなことがあったため里親の条件が徐々に厳しくなっていきました。


    もし里親の条件をクリアできそうだったら…?
    どのトイプードルの里親になるのかを決めましょう。ネットで「トイプードル 里親」と調べてみると数多くの里親募集サイトが出てきます。

    そこで情報を集めてもいいですし、保護団体が定期的に行っている譲渡会というイベントに参加してみてもいいでしょう。

    譲渡会とは簡単に言うと全国各地で行われている保護犬とのお見合いです。譲渡会ではほんの一部の犬にしか会えないですが、直接保護施設へ見学に行けばよりたくさんの犬達に会うことができます。

    この子の里親になりたい!と思える運命のトイプードルを見つけたら、その子を掲載している保護団体の里親の条件をしっかり確認した上で里親に応募しましょう。

    2.トイプードルを我が家に迎える準備をしよう

    愛犬が一生使っていく大切な名前だから迷ってしまう…

    トイプードルをお迎えする前の一大イベント愛犬の名前決め

    大切な愛犬が一生使っていく名前だからこそ迷ってしまいますよね。「茶色だから…チョコ!」「プードルからとってプーちゃん」「周りとは違う個性的な名前がいいなぁ」など飼い主さんによって名前の決め方は様々です。

    中には候補が多すぎて決められない、何がいいのか決まらない方もいらっしゃるでしょう。

    たとえどんな名前でも愛情を込めて付けることが1番大切です。
    2016年の人気の名前ランキングをご紹介いたしますので、名前を迷っている飼い主さんの参考になればと思います。

    男の子部門
    1位 レオ
    2位 ソラ
    3位 チョコ

    女の子部門
    1位 モモ
    2位 ハナ
    3位 ココ

    日本人だしどうせなら漢字の名前がいい!そんな飼い主さんにはこちらのランキング。
    男の子部門~漢字偏~
    1位 空
    2位 小太郎
    3位 福

    女の子部門~漢字編~
    1位 花
    2位 小梅
    3位 杏

    【番外編】ちょっぴり珍しい名前もご紹介!
    エンガル
    縁がある→「エンガル」
    我が家に縁があって来たというところから名前を付けるなんて、なんとも素敵ですね。
    社長
    お迎えしたフレンチブルドッグの顔がふてぶてしい社長のような顔だったことから付けられたようです。
    フレンチブルドッグだからこそ似合いそうな名前ですね!
    ンバボ
    飼い主さんは誰とも被らない個性的な名前にしたくてこちらを付けたそうです。
    確かにこれなら被らないでしょう!
    セコム
    番犬になってもらいたいとの思いから、シェパードに名づけたそう。
    とっても頼りがいのある番犬になりそうですね。


    トイプードルが来る前に準備してほしいもの

    トイプードルを我が家に迎える前に揃えておいてほしい物がいくつかありますので、ご紹介していきます。

    ○ごはんをいれる食器、給水器
    食器には陶器、ステンレス、プラスチックなどいろんな素材で作られたものがあり、デザインも様々です。愛犬にぴったりの食器を選んであげてください!

    ごはんを入れる食器は成長するにつれて変化する食事量に合わせ、買い替えてあげましょう。また早食い癖のある子には、ゆっくり食べられるよう工夫されている食器を使ってみてもいいですね。
    水を入れる給水器ですが、ボウル型のお皿やサークルの壁に取り付けるタイプ、自動的に水が補充されるものなど様々な種類があります。その子にあったものを選んであげてください。



    ○首輪&リード
    首輪もリードもいろんなデザインがあるので、迷ってしまいそうですね。

    可愛さで選んでもいいですが、耐久性の高いものを選んでください。お散歩中にブチッとちぎれて脱走なんてことにならないようにしましょうね!

    首輪は首に付けるタイプもあれば、体に付けるハーネスタイプもあります。首に付けるものだけでもベルトタイプ、バックルタイプ、チェーンタイプなど数多くの種類があります。

    1番大切なのは愛犬の大きさに合わせてあげることです。成長するにつれて買い替える必要もあります。



    ○フード
    トイプードルを元気で健康な子に育てる上で、食事は重要なポイントになります。

    1歳になるまでは「幼犬用、子犬用」と書かれているものを選んでください。幼犬用と書かれているものには子犬に必要な栄養素が含まれています。

    ・消化、吸収のいいもの
    ・病気や菌への免疫力をサポートする成分を含むもの
    ・子犬の好みにあっている

    この3つのポイントに注目してドッグフードを選んでみるといいでしょう。子犬の好みに関しては、お店で試供品をもらい試しながら好みを探ってみましょう!

    ○トイレ
    室内で飼う場合は、必ず用意してあげて早いうちにトイレのしつけを行いましょう。

    人の出入りが多い場所、暗くて分かりにくい場所は避けて、犬が安心してトイレができるような環境作りをしてあげてください。

    トイレに敷くトイレシーツは吸収性や、大きさ、消臭効果などシーツによって違います。それぞれにメリットデメリットがあるので、犬の特徴や性格に合わせて選んでみてください。

    例えば、薄型と書かれているものはあまり吸収力はありません。しかしシーツ1枚当たりの値段が安いのでトイレの回数が多く頻繁にシーツを替えている場合にオススメです。



    ○ケージ、ハウス
    犬の落ち着ける居場所となるケージやハウスを準備してあげましょう。

    犬は暗くて狭い場所で寝るのが好きです。動物病院に連れていく時にも、クレートという移動用のケースやバッグに入ってもらうことになるので、ケージに慣れていると移動もスムーズです。

    ケージの大きさは小さすぎても、大きすぎてもダメです。その子が「ふせ」できて、なおかつ中でクルっと一周できるくらいの大きさにしてください。
    愛犬がケージに入っている時はできるだけそっとしておいてあげましょう。そこが安心できる場所だというイメージをつけるためです。
    また留守にする時、家族がみんな寝る時間はケージに入れて扉も閉めておきましょう。

    ○おもちゃ
    おもちゃも用意してあげましょう!

    子犬の頃は歯の生え変わりで、歯がムズムズするのでとにかく何かを噛みたいと思っています。なのでガムや骨など硬めのおもちゃを準備してあげるといいでしょう。

    おもちゃを噛むことでストレスの発散にもなります。

    ロープやボールは子犬が大好きなものの1つです。一緒に遊びながらコミュニケーションをとってみましょう。

    愛犬が1人で留守番、暇そうだなという時にオススメなのは、犬用の知育玩具です。

    ゴム製のおもちゃで、中に空洞ができておりそこにフードやおやつが詰められるものが人気です。中に入れたおやつが取れそうで取れないので、愛犬は夢中になって遊びます。

    噛んで遊ぶこともできます。パピー用の柔らかめの知育玩具もあるので、子犬の頃から遊ぶことができますよ!

    3.トイプードルの飼い主としての3つの義務とは??

    ① 飼い犬の登録

    トイプードル(生後91日以上)をかったら30日以内に、住んでいるところの市町村窓口へ行き、愛犬の登録をしないといけません。

    1頭につき1回の登録で大丈夫なのですが、家を引っ越しした場合は越した先でまた登録し直してくださいね!

    「なぜうちの子を登録しないといけないんだろう」と思われた方もいらっしゃるでしょう。これは、もしも日本で狂犬病が発生した際に、どこで誰がどんな犬を飼っているのかを知っていた方が、狂犬病に対して素早く的確な対応ができるからです。

    大切な登録ですので、忘れずに行いましょう!


    ② 毎年1回の狂犬病予防注射

    「狂犬病」とは確立した治療法がなく1度発症すると助けることができないため、致死率100%の病気と言われています。

    さらには人間にも感染する人獣共通感染症なので飼い主である私たちも気をつけなければなりません。

    今現在は「狂犬病予防法」という法律によって、毎年1回の狂犬病ワクチンの接種が義務付けられているため、日本国内で狂犬病は1985年以降発生していません。しかし2006年に、フィリピンを旅行中の日本人が狂犬病に感染している犬に噛まれ、日本へ帰国した後に狂犬病を発症しています。

    海外に行った際はかわいいからと気軽に犬に近づかないでください。その犬は狂犬病にかかっているかもしれません。

    狂犬病にかかった犬の症状
    まずごはんを食べなくなるなどの症状が現れ、凶暴になります。よく吠えるようになって、人間でも動物でも何にでも噛みつきます。また、やたらと歩きまわったり、無意味に地面を掘ったり、水を怖がったりします。

    さらには顔つきも変わってきてキツネのように険しい目つきになります。この凶暴な時期を過ぎると大量のよだれを流し、徐々に体が麻痺してくるため体を起こすことができなくなります。

    そのような状態になってしまうと後は死しかありません。狂犬病発症から死亡までは5~7日間ととても短いです。早ければ2~4日間で亡くなってしまうこともあります。

    この恐ろしい狂犬病は1度発症してしまうと、もう命を救うことはできません。

    今のところ治療法がなく、愛犬が苦しんでいても何もしてあげられないのです。そんなことにならないためにも、「年に1回の狂犬病予防注射」は必ず受けにいきましょう。

    近くの動物病院に行けば、狂犬病ワクチンを打ってくれます。

    ※ちなみに人間が狂犬病にかかったら…
    人間は犬に噛まれて狂犬病に感染することが多いです。噛まれてからだいたい1~3ヶ月で発症します。
    【症状】頭痛、腹痛、幻覚やけいれん、水を怖がるなど
    動物に噛まれて狂犬病に感染した疑いがあるなら、遅くても5日以内に病院にいってください。病院で狂犬病ワクチンを打てば発症を抑えることができます。

    しかし1度発症してしまうと、犬と同じく治療法がないためほぼ100%の方が亡くなります。

    日本以外に安全な国はないの…?
    少ないですが、日本以外にも長らく狂犬病が発生していない国がいくつかあります。狂犬病が発生していない国のことを狂犬病清浄国、地域といい「日本」「アイスランド」「アイルランド」「スウェーデン」「ノルウェー」「オーストラリア」「ニュージーランド」「ハワイ」「グアム」が狂犬病清浄国、地域に指定されています。


    ③ 鑑札と注射済票を愛犬に装着する

    愛犬を登録すると、その証明として「鑑札(かんさつ)」がもらえ、狂犬病予防注射を打つと「注射済票」がもらえます。

    この2つは愛犬が登録された犬であり、狂犬病の予防注射を打っているというのを証明するものになりますので、必ず愛犬に付けておかなければいけません。また鑑札には登録番号が載っているため、愛犬がもしも迷子になっても確実に飼い主の元に戻ってきます。

    ※これらの義務を守らない場合は罰則がありますので、ご注意ください。


    知っておきたい「動物の5つの自由」

    「動物の5つの自由」とは、どんな状況であっても、与えられている必要がある自由です。これは犬だけでなく動物すべてに関わることで、必ず知っておいてほしいことです。

    飢えや乾きからの自由
    健康に生活する上で、適切な食事と水を与えること。当り前のことですね。

    痛み、負傷、病気からの自由
    怪我や病気から守り、病気になった際にはちゃんと動物病院へ連れていき治療をする。

    恐怖、制圧からの自由
    過度なストレスになる恐怖や制圧をかけないで、それらから守ること。
    動物も痛みや苦痛を感じるため、肉体的だけでなく精神的な負担もできる限り避けるようにする。

    不快からの自由
    湿度、温度など、それぞれの動物とって快適な環境にしてあげること。
    身動きのできないほどの狭い場所、糞尿にまみれた状態、日よけのない炎天下、
    雨や風、騒音などにさらされている飼育環境は動物にとって好ましくない。

    好ましい環境
    ・自由に体の向きを変えることができ、自然に立つことができ、楽に横たわることができる
    ・清潔で静かで、気持ちよく休んだり、身を隠したりすることができる
    ・炎天下の日差しや、雨や風をしのぐことができる

    自然な行動をする自由
    それぞれの動物の生態、習性に従った自然な行動が行えるようにすること。

    4.散歩に行くようになったら…

    食糞に気をつけて!

    愛犬が口をモグモグさせていると思ったら、「うんち食べてる!」。飼い主にとっては悩みの種となる食糞。犬がうんちを食べることは決して珍しいことではないようですが、どうしてうんちを食べてしまうのでしょうか?

    ・子犬の頃は…
    子犬の頃は特にうんちを食べてしまうようです。好奇心旺盛で、なんでもかんでも口にいれて確認しようとするためです。

    しかし、この癖を放置していると成犬になっても食糞が治らないということになりますので注意が必要です。

    家の中で自分のうんちを食べるならまだ大丈夫ですが、散歩に行った際に外に落ちているうんちを食べるのは危険です。なぜなら、うんちの中にいる寄生虫を体の中に取り込んでしまう可能性があるからです。

    主な寄生虫
    回虫…オスは全長10cm、メスは全長18cmの細長い虫で、1日に10万個の卵を産みます。回虫の大きな特徴としては、生後6ヶ月未満の子犬の体内でしか育たないということです。
    回虫に感染している犬の主な症状としては、食欲不振や下痢、嘔吐、腹部の膨らみなどが挙げられます。
    ※下痢や嘔吐の中に回虫が混ざっていることがありますので、よく見てみましょう。

    鉤虫(こうちゅう)…全長1~2cmの白く小さな虫です。この鉤虫に感染すると、重症化するケースが多いため注意が必要です。
    主な症状としては、食欲不振や体重減少、腹痛による丸まり姿勢などが見られます。

    鞭虫(べんちゅう)…全長6cm前後で、体が「鞭(むち)」のようにみえる特徴を持った虫です。感染しても症状がでないことが多いのですが、鞭虫の数が多くなると下痢や血便などを起こします。

    瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)…全長50cm以下の細長くて平べったい形をした虫です。犬のお尻から瓜実条虫がはみ出していることがあり、そこで発見することができます。また、この他にもお尻を壁や地面にこすりつけていたり、お尻に白いゴマのようなものやひも状のものがついていたら瓜実条虫を疑った方がいいかもしれません。

    5.最後に

    トイプードルを飼う前に知識を蓄えよう

    トイプ-ドル飼う前に知っておいてほしいことについて、色々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

    トイプードルについての知識を頭に入れておくことで、愛犬により良い生活を送ってもらうことができます。何も知らずにトイプードルをお迎えするのはできる限り避けてください!お迎えしたトイプードルにとって、素敵な飼い主になることを心がけてくださいね。

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