2016/6/6 15:22:39

意外な落とし穴!トイプードルの問題行動は事前に防ぐ事が出来るんです!

    1.まずは問題行動としつけに関して理解しよう

     犬の問題行動は、吠えたり咬んだりすることだけではありません。人間社会に相応しない行動をとり、私達人間にとって不都合な行動をとられてしまうとそれは【問題行動】です。
    その為、吠える、咬むなどの行動以外にも、トイプードルの習性や個性、性格などあらゆるものが問題行動につながる可能性があるのです。

    現代の日本ではペットの【しつけ】について誤解されている方が多くいます。しつけを「人が何かを教えれば悪い行動を一切なくすことができる、自分たちの言うことをきくようになる」という、犬やペットの行動すべてをコントロール出来る万能な術だと勘違いしています。

    しかし、犬も人と同じように生きている動物ですので自らの考えを持ち、行動をします。その為、しつけをすれば確実にその行動をなくせるのかといえば、そうではありません。これを理解せずにしつけても、問題行動をスムーズに抑え、犬と良好な関係を築くことは不可能です。

    人にとっての問題行動のほとんどが、犬にとっては当たり前の行動です。その行動すべてをなくすことは、犬本来の性質をなくしてしまうことであり、ストレスを与える結果となります。まずは動物の行動を理解し、寛大な気持ちでしつけをするようにしましょう。

    2.こんなことも問題行動につながるんです

    身体疾患が問題行動に!?

     問題行動は、飼い主さんのしつけ不足が原因であると言われがちですが、ほかの原因で生じる場合もあります。それは飼い主さんの日ごろの接し方であったり、あるいは愛犬の健康状態であったりもします。
    ですから、常にトイプードルの行動を気にかけている必要があります。

     身体疾患があると健康な犬と比べて行動が変わります。例えば、膀胱炎を持った子が、決められた場所で排泄できずに頻繁に漏らしてしまっていれば、病気が完治した際にその時の癖が継続して残ってしまうことがあります。
    または、何かの大きな病気になってしまった時に飼い主さんがずっと付き添っている生活が続いていると、その病気が完治して飼い主さんが元の生活に戻った際に、分離不安となって問題行動を起こしてしまいます。

    病気になる事はトイプードル自身にも大きな負担を与えてしまいますし、上記のように問題行動を起こすきっかけになりかねないのです。
    飼い主さんは飼っているトイプードルに充分な食事と運動、清潔な環境を与えましょう。当たり前ではありますが、飼い主さん自ら積極的にトイプードルの健康維持をするよう心がけることで、病気だけでなく問題行動の予防にもなるのです。
    photo by ajburnett9

    飼い主さんがどう接しているかでも変わる

     犬は社会性の高い動物であり、人に触れられたり話しかけられたりすることを強く望みます。特にトイプードルは人と触れ合い、遊ぶのが大好きな犬種なので、人との間にあたたかな交流がなければいけません。

    ですが、日常のふれあいが適切でない場合、良好な関係を築けずに、トイプードルが問題行動を起こすきっかけとなってしまう場合もあります。

    日常生活でトイプードルに問題行動を起こさせない為にも、飼い主さんが毎日声をかけてあげたり、なでたりする時間を必ず作り、間違った行動をしてしまったらすぐにその場で叱ることを徹底します。
    また、正しい行動をしたら「ごほうび(報酬)」を与えます。(遊んであげたり、褒めてあげるのも、「ごほうび」です)

    常にあなたを見ています

     トイプードルは生活の中で、飼い主さんの行動を観察し、試行錯誤して様々なことを学習しています。
    ごほうびを与えたわけでもないのに、トイプードルにとっては飼い主さんのなにげない行動自体がごほうびに当たり、「これはいいことなんだ」「許されている」「褒めて(遊んで)もらえているから正しいんだ」とトイプードルが勘違いしている場合があるのです。

    勘違いしたトイプードルはそのごほうびを得る為に繰り返し、問題行動を起こしているのです。

    photo by noel de leon

    問題行動を助長させるやりとり

    テーブルの上に脚をかける

    スリッパや靴を噛む

    遊びの中で人の手に歯が当たる

    人の上に乗る

    これらの犬の行動を容認してしまうと、問題行動を増やしてしまったり、定着させてしまいます。大したことではないからと言って放置する飼い主さんが多いのですが、例えばこれらの行動を大型犬がとったら、と想像してみてください。

    身体が小さいから黙認してしまうかもしれませんが、立派な問題行動につながる行動ですよね。

    人間は身勝手なもので、気に入らない時だけ叱り、機嫌がよければ見逃してしまうこともあり、中途半端に罰を与えているケースが多いです。飼い主さんの中途半端な反応そのものも、問題行動を悪化させかねません。
    飼い主さんにとって望ましくない行動をトイプードルがとった際は、はっきりと叱り、その行動が繰り返される毎に繰り返し叱る必要があります。

    3.一番有効的な手段

    服従訓練は自身の手で教えてあげるのが一番

     問題行動の予防には、服従訓練が有効です。
    服従訓練とは、オスワリ、フセ、ツケなどの決まった「命令」に対して、犬が自発的に行動するようにしつける訓練です。

    しかしこの服従訓練は、冒頭でも少し触れましたが、一通りの命令をきくことができれば問題行動が起こらないというわけではありません。
    犬自身の行動をある程度コントロールできるようになるため、さまざまな場面で飼い主さんが適格な指示を出すことでトイプードルの問題行動をある程度防げるようになるのです。

    例として

    吠えそうになったらフセをして落ち着かせる。
    興奮して飛びつきそうになったら、座らせてマテをかける。

    があります。
    服従訓練は、訓練所などに依頼しても良いのですが、大抵は成犬になる前の一番大切な期間に長期間預けることになるため、なるべくなら飼い主さん自身で教えてあげるのが望ましいでしょう。
    教え方についてなどはこちらを参照にしてください。

    photo by Yasuhiko Ito

    服従訓練の意味を知る

     服従訓練とは、どのような環境、場面でも飼い主さんの命令に従って、教えられた通りの行動をとれるようにするのが目標です。
    散歩の前や食事の前だけなど、一定のシーンにしか服従訓練を行わないようでは、意味がありません。トイプードルにとっては、そのご褒美や食事の為に命令を聞いているだけであって、飼い主さんに服従しているわけではありません。ただ機械的な動作になっているにすぎないのです。

    ですから、日常生活の様々な場面で命令を出し、報酬と罰のタイミングを間違えないようにして服従訓練を実行する必要があるのです。
    トイプードルは特に何かを学ぶ事が大好きなかしこい犬種です。その性質を利用して接するようにしましょう!

    photo by Toshihiro Gamo

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