2016/5/30 19:19:06

長生きしてくれますように♪トイプードルに必要な栄養素って?

    1.健康第一!栄養バランス!

    トイプードルの健康を左右します

     愛犬のトイプードルをいつまでも長生きしてくれるよう、少しでも寿命を延ばすためにも、まず何をしますか?大抵の方は【食事】に注目するかと思われます。
     食事は、生きる上で非常に重要なものです。ここで注目すべき点は、【食事】とざっくりとしたものではなく、栄養です。
     
     食事内容を少し変えるだけで、そのものの栄養バランスが変わっていき、トイプードルの健康状態を左右させ、寿命にも大きく関わってきます。
     
     人は病気にならないよう健康維持の為に栄養バランスを考えて食事内容に気を付けますが、それはもちろん犬も例外ではありません。
     栄養素は主にタンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルに分けられます。まず、三大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂肪についてどうトイプードルに影響するのか説明してまいりましょう。

    photo by Yasuhiko Ito

    三大栄養素の役割

     

    タンパク質・・・身体の組織を作る栄養素。タンパク質を構成しているアミノ酸をトイプードルは体内で合成する事ができない為、食餌で補わなければなりません。市販されているドッグフードは、穀類、動物組織から製造されている為、タンパク質やアミノ酸が不足しているという事はまずありません。
    年齢によってこのタンパク質やアミノ酸の栄養要求量が異なるので、その都度合わせて与えるようにしましょう(パピー用、成犬用、シニア用とあります)。

    炭水化物・・・身体のエネルギー源。炭水化物の供給源となるでんぷんの消化性は割と高いのですが、繊維に対する消化能力は極めて低いです。食餌の低カロリー化を図る為に多用されている事が多いのですが、腸が短い犬の身体に適さない為、多く摂取する事は望ましくありません。
    特に成長期や妊娠している母犬には大きなストレスを与えかねず、マイナスです。

    脂肪・・・植物性脂肪、動物性脂肪どちらも消化率は高いのですが、動物性脂肪ばかり摂取していると必須脂肪酸の欠乏が起こります。
    植物性脂肪に含まれるリノール酸とリノレイン酸が必須脂肪酸です。
    また、この脂肪について注意すべき点は空気中に含まれる酸素による酸化です。フードが酸化してしまいますと、発疹や下痢を引き起こしますので、管理に充分注意しましょう。

    三大栄養素意以外で必要な栄養素

     ミネラルは、人と比べて非常に大きな栄養要求量を示しております。カルシウムは22倍、リンは20倍、鉄は10倍ほどです。これらの供給源は主に煮干しや牛乳などといった物があげられ、近年では専用のサプリメントも販売されております。
     
     これらが欠乏してしまうと骨折やトイプードルにダントツに多いとされる膝蓋骨脱臼などといった骨のトラブルを起こしやすくなります。逆にカルシウムの過剰摂取は腎不全を起こしてしまいますので注意しましょう。
     

     また、ビタミンもトイプードルにとって重要栄養素としてあげられます。ビタミンCやビタミンAは体内で合成できるためそれほど必要とされていませんが、ビタミンDは骨格形成にかかわるため、人の4倍も要します。
     カルシウムとリンを適応量で摂取していても、このビタミンDが不足してしまえば骨格形成が不完全なものとなってしまいます。ビタミンDが過剰になってしまいますと、骨格形成の亢進、歯の異常、高血圧症などを引き起こしかねませんので、どちらの栄養もバランスよく配分するよう心がけましょう。

    それぞれの栄養素が含まれている食材

     

    ミネラル・・・ミルクなどの乳製品、魚肉、煮干し、卵(アレルギーの他、白身で下痢をする子がいるので注意)

    ビタミンA・・・レバー、バター、チーズ、サツマイモ、ニンジンの水煮(カロチンがビタミンAに転換させる)、ブロッコリー

    ビタミンD・・・イワシ、サバ、サケ、また余談として日光浴でも体内でビタミンDを合成する事ができるとも言われている

    ビタミンE・・・小麦麦芽、卵、緑葉野菜、カボチャ(老化防止にもなるので積極的に摂取すると良い)

    タンパク質・・・肉、魚全般、卵

    炭水化物・・・玄米、米、穀物、ジャガイモ(茹でてつぶしてあげると良い)

    脂肪・・・豚バラ、バター、乳製品など(与えないと犬にとって強いストレス。摂取量は10%にとどめて与えるように)

     

    2.それ以外で気を付ける事とは

    低血糖症!

     トイプードルは膝蓋骨脱臼にかかりやすいとされていますが、もう一点気を付けなければならないのが低血糖症です。
     一日に必要な食事を適切な量でしっかり与えておけば本来起こす事はありませんが、仔犬のうちはどの子も油断できません。
     
     必要食事量を摂取していないと、脳のエネルギー原である血中の糖分濃度が不足してしまい、最悪な場合死に至ります。その為、必要食事摂取量を守った上で一日に何回も食事を分けてあげたりといった工夫が必要です。
     
     手っ取り早く解決する為には、はちみつや砂糖水などといったもので無理やり糖分を摂取させると良いとされています。それほどまでにトイプードルにとって【糖】は重要なものなのです。

    でも糖を摂りすぎると・・・

     上記に【糖】は重要であると表記しましたが、与え過ぎは逆効果です。
     炭水化物の中に含まれている糖の摂取量が過剰になると血液を維持する為のインスリン分泌が高くなります。その結果、人にもよく見られる病気【糖尿病】を発症してしまいます。
     
     食餌療法として、食事量を減らすほか、フード中の繊維質を多くしたり、トウモロコシのような消化の遅いでんぷんを与えたりしましょう。
     
     また、糖尿病に関連して肥満も注意しなければなりません。一般的に、肥満の多くはフードの摂取に由来したエネルギー摂取量が過剰になってしまう事が原因です。あるいは飼い主さんが必要以上におやつを与えてしまう事や、人間の食べ物を無駄に与えてしまう事も原因です。いずれにしても飼い主さんが原因である事は間違いありません。
     
     肥満になってしまったトイプードルは、膝蓋骨脱臼になりやすくなります。いずれにしろ、何事もバランスよく与えなければならないという事が大事でしょう。

    photo by noel de leon