2016/5/30 19:19:17

これでトイレもばっちり!トイプードルの簡単トイレのしつけ方♪

    1.トイレのしつけについて

    ある意味深刻な問題?

     問題行動とは、我々人間にとって不都合な事を起こされる事を指します。犬が起こす問題行動は、咬む、吠えるなど様々なものがありますが、中でもトイレのしつけははじめのうちは誰もがぶつかる問題かと思われます。
     
     咬む、吠えるなど攻撃性を示す問題行動ではない為危険性はないものの、毎日、いつでも向き合わなければならない問題である為、見方によっては非常に深刻であると言えます。

    古典的条件づけ

     トイレのしつけそのものは、【古典的条件づけ】によって成立します。古典的条件づけとは、かの有名な【パブロフの犬】にあるように自律神経系を刺激する条件反射によるものです。
     
     ここでいうトイレのしつけは、柔らかいペットシーツの上で毎回排泄する体験を繰り返し行う事で、犬はペットシーツの上に立った時に足元の柔らかい感触、周囲の環境により自律神経の反応を引き起こし排泄をします。
     
     この古典的条件づけをはじめのうちに成立させてしまえば、特定の場所以外をトイレと認識せず、はじめに飼い主さんが教えた場所で排泄をするようになります。
     これは、特定の場所以外では条件刺激が起きない為に自律神経による反応が起きない為、排泄をする事が出来ないと言えます。

    2.しつけ方をみなおそう

    どれが正しいでしょう

     1、起きてすぐ排泄しやすいように、トイレは寝床のすぐそばに設置する
    2、排泄のにおいを残しておくことでトイレの位置を察しやすくなるため、汚れたシーツはそのままにしておく
    3、滑らないようにトイレの周囲は絨毯で敷き詰めておく
    4、特定の場所以外での排泄している場面に出くわしたら瞬時に叱る
    5、時間が経ってから叱る時は、トイプードルの鼻をつかんで地面にこすりつける
    6、違うところで排泄しようとしたら「ダメでしょ!」と注意しながら指定のトイレまで連れていく
     
     以上の中で、トイレのしつけにおいて正しいものはどれでしょうか?
     
    正解はどれも当てはまりません。もちろん上記の方法でトイレのしつけがうまくいったという方が中にはいるかもしれませんが、動物行動学的には正しい行為とは言えない為、すべてのトイプードルがこのやり方で成功するとは言えず、お勧めは出来ません。

    トイプードルにとってベストなトイレの環境

     まず、トイレの環境についてですが、1、2、3を見てみましょう。
     トイプードルに限らず言える事ですが、犬は自身の寝床から離れた場所で排泄をするという習性を持ち合わせています。
     また、犬はきれい好きな動物の為、汚れているペットシーツがあるとその上でしようとは思わず綺麗な場所でしようとします。
     
     以上の事と照らし合わせると、1、2は逆効果である事が伺えます。
     ですが、3の場合はどうなのでしょうか。

     膝蓋骨脱臼(詳しくはこちら)になりやすいトイプードルからしたら、絨毯を敷き詰める事は非常に大切な事と言えます。ですが、実は、犬は地面が柔らかいところ、おしっこをしても吸収してくれる脚が汚れない場所で排泄をする習性も持ち合わせております。
     結果、絨毯とペットシーツの判別が出来ず間違えてトイレを覚えてしまう事があるのです。
     
     トイプードルの失敗がひどいという方は、一度現在のトイレの環境を見直してみましょう。見直すだけで失敗がなくなったという事例もあります。

    対応、間違えてない?

     次いで、4、5、6ですが、これはいわずもがなやってはいけない事です。
     叱る、あるいは注意するという行為は、トイプードルのトイレにおいて、新たな問題行動を生み出しかねません。
     
     トイレの失敗を叱る時、人は「ここでしたらダメでしょう!」と、【トイレでない場所でおしっこした】事で叱ります。
     ですが、トイプードルからしたら【おしっこした】事で叱られたと思い込んでしまうのです。
     【トイレでない場所】と【おしっこした】という二つの因果関係を犬は理解できず、ただ、今自分がした事に対して罰を受けてるととらえます。
     
     6に関しても、排泄をしようとしたところ注意された為【おしっこしようとすると叱られる】と思い込んでしまいますのです。
     
     ここでわかる事は、失敗しても動じず叱らず無言でトイレを片付ける。
     違うところでしようとしたら注意しないで静かに優しく誘導するようにする。
     
     トイレのしつけで叱る行為は絶対にしてはいけない事ですので注意しましょう。

    photo by ajburnett9

    3.実際にトイレのしつけをしてみる!

    サークルトレーニング

     サークルを使ったトイレのしつけは、非常にやりやすく効果的です。ここではその方法を紹介します。
      
    1、まずペットシーツを敷いてちょうどいいくらいのサイズのサークルを用意します
    2、排泄をするようなしぐさをとったらすぐにサークルに入れます
    3、そのまま排泄をするまで待ちます(サークルで囲われている為、シーツ以外の場所でする事はありません!)
    4、排泄をしたらよく褒めてから出しましょう
      
     4の時、なるべくならおやつなどといったご褒美は用いないようにします。
     
     基本的にトイレを教える際はご褒美は必要ではありません。刺激さえ与えれば、条件反射により、どの子でもトイレを覚える事が出来ます。
     ではもう一つ刺激をうまくつかったトイレのしつけ方を次で確認しましょう。これは仔犬の頃に特に有効です。

    まさに古典的条件づけ

     1、トイプードルの寝床から離れた場所に数枚ペットシーツを敷き詰めます
    2、仔犬は、遊んで体が動いたあとに排泄をする事が多いので、その状態にしましょう
    3、床の匂いを嗅いでうろうろするようになったら、ペットシーツのところまで誘導をしてあげ「言葉」をかけましょう。「ワンツーワンツー」という声かけがベストです
    4、排泄をしたらよく褒めましょう!
     
     トイレのしつけは、トイプードルがもよおしそうになった瞬間を飼い主さんが気付いてあげて、トイレまで誘導します。そして声かけをしてあげるという一連の流れが基本です。
     
     特に報酬を与えなくても、刺激(言葉)を与えたあとに目的(排泄)を達成する事で成立します。まさに【古典的条件づけ】をうまく利用したしつけでしょう。