2016/2/9 13:43:41

トイプードルの吠え癖をなおそう

    1.トイプードルによくある悪い癖

     大人気のトイプードルは「初めて犬を飼う人でも飼いやすい犬種」といわれるほど、初心者向けの犬種でもあります。頭の良さは小型犬の中ではナンバーワン(全サイズでも2位といわれています)!
    トリミングしてオシャレも楽しめるし、教えたこともすぐに覚えてくれます。おまけに毛も抜けにくく、わたしたち人間と一緒に生活していくのに最高の犬種ともいえるかもしれません。

    でも、そんなトイプードルの中にも、問題行動を起こしてしまう子がいます。
    それまではお利口さんでも、急に問題行動が始まることもありますから、はじめから問題行動をまったく起こさないトイプードルを選ぶことなんて、もちろん不可能です。
    この記事では、トイプードルが問題行動を起こした場合のしつけ方法や、トイプードルによくみられる悪い癖を定着させないために飼い主さんができることをお伝えします。
     

    頭がいいからこその問題行動

     前述のとおり、トイプードルはとても頭がよくしつけの入りやすい小型犬としてとても人気があります。「初心者向け」という言葉に惹かれて飼い始めた方も多いかと思います。
    ですが、どんなに頭が良くてもしつけ訓練はきっちりしておかないといけません。
    あくまでもしつけ訓練がしやすい犬種として、初心者向けの犬種にトイプードルがあげられているのです。


     そのトイプードルの問題行動の中でも特に多いものがずばり「吠え癖」です。トイプードルの問題行動は主に頭が良いからこそ起きてしまうものですから、正しいしつけさえすればすぐになおりますよ。

    2.吠え癖をなおそう

    なぜ吠えるのか、原因をまず知る!

     なぜトイプードルは吠えるのでしょう。まずは愛犬が吠えてしまう原因を知る必要があります!
    チャイムが鳴っているときに吠えるのか、見知らぬ人や犬に対して吠えるのか、人が食事しているときに吠えるのか、見たことのないものを見て吠えているのか、ケージに入れているときに吠えるのか・・・。シーンによって原因が異なり、対処法も変わってきます。

     トイプードルの吠え癖に困っている方は、まずはどういうときに吠えているのか、愛犬を観察して把握してあげましょう。
    やたらと叱りつけるだけでは直りません。トイプードルの立場に立って「なぜ吠えるのか」それを理解したうえで対処していく必要があるのです。

    人が食事しているとき、くつろいでいるときなどに吠える!

     この場合は“要求吠え”です。トイプードルは「ちょっと、その食べてるものよこしなさい!」や「ごろごろしてないで遊びなさいよ!」と訴えているのです。

    トイプードルは頭の良い犬種であり、かつわがままな犬種でもあります。
    最初は食事中の飼い主さんの横にちょこんと座り、かわいらしく首をかしげて「クーン」と鳴くだけだったりしますが、その愛くるしさに負けて、ついついおやつなどをあげてしまったことをきっかけに、トイプードルは味をしめてしまうのです。
    一度そのわがままを許し、助長させてしまうと、要求吠えへと進化してしまうのです。

    要求をしても、決まった時間でないとごはんはもらえないのだ、遊んでもらえるわけではないのだと理解させる必要があります。
    トイプードルのご飯は必ず飼い主さんのあと。遊ぶ時も、飼い主さんのタイミングで始め、飼い主さんが終わらせる…と、“意識して主導権を握る”必要があります。

    見知らぬものや音、人や犬に吠える!

     散歩中に見知らぬ犬に吠えてしまう。その飼い主さんにもワンワン吠えてしまって気まずい…。見たことのないものに吠えたり、聞いたことのない音がしたときにも吠えてしまう…。これらに共通していることが一つあります。
     愛犬はすべて、未知のものに吠えているのです。この原因は明らかで、“社会化不足”によるものなのです。

    子犬のころに色々なものや人、犬に触れ合わなかったトイプードルは社会化不足となり、未知のものを不必要に怖がり警戒して吠えてしまうようになるのです。

    この場合、吠えはじめるきっかけは日常のどこにでも潜んでいるのでとてもやっかいです。
    人や犬とのコミュニケーションをとってこなかった子はコミュニケーションの取り方がわからず、とりあえず怖いから威嚇してしまいます。
    色々なものや音に触れてこなかった子はそれがどういうものかわからず、ことあるごとに困惑します。
    人間でも、さまざまな経験が少ないと、怖気づいて必要以上に強がったり、余裕なく怒ってしまったりしますよね。

    このような場合は、未知のものに警戒する必要がないと教えてあげる必要があります。愛犬が警戒して威嚇してしまう音がしたり、知らないものに遭遇した時は、まず飼い主さんが落ち着いて堂々としている姿をそばで見せてあげることです。

    吠える愛犬に対してオロオロする飼い主さんばかり見ていては、愛犬も「やっぱりこの音(人、モノ)は怖いんだ!」と間違った認識をしてしまいかねません。
    飼い主さんがそばで落ち着いた態度を見せていれば、愛犬も「吠えている対象は怖いものではない」と認識していきます。

    また、興奮していない、吠えていない状態のときはよく褒めてあげましょう。

    ケージの中で吠える!

     寝る前に愛犬をケージの中にいれる飼い主さんも多いですよね。ケージにいれたとき、愛犬がひたすら吠え続けるということがありませんか?
    この場合は、運動不足からくるストレスにより吠えている場合があります。


     充分な散歩もなく、運動も遊びもなく一日が終わる…そんな生活は、トイプードルのストレスになってしまいます。

    運動不足により持て余してしまった体力、メリハリのない一日…そんな状態でケージに入れられることに納得できずに吠えてしまうのです。
    そして、吠えられるのがうるさくて我慢できず、飼い主さんは愛犬を結局ケージから出してしまう…これでは悪循環に陥ってしまいます。

    メリハリのある一日を過ごし、きちんと納得すれば、どんな子でもケージで大人しくします。

     充分な運動→おいしいごはん→まったり遊ぶ→ケージにいれる→「ああ、寝る時間なんだ!」このようなサイクルは、どの子にも作れってあげられるはずです。まずは運動やメリハリのある生活をさせて、愛犬のストレスを解消してあげることが先決でしょう。

    チャイムに吠える!

     チャイムに吠えるトイプードルは、相当な数がいると思われます。でもこのチャイムに吠えるという行為は、本能でもあるので仕方ないことでもあるのです。

     家は大事ななわばり。チャイムが鳴ると、なわばりに人が来る。なわばりには、大好きな飼い主さんもいる。この条件がそろったことで「大事なテリトリーに敵が来た!ご主人様を守らなくちゃ!」という意識が生まれ、吠えてしまいます。

    さらに、飼い主さんの対応で来客が帰るのを見て、愛犬は「吠えたから敵が退散したのかも」と勘違いしてしまうのです。

     とはいえ、本能だから仕方ないと放置するのもよくありません。人間と一緒に住むには、トイプードルにも人間社会に慣れてもらう必要があります。

    3.有効なしつけ方はどんなの?

    吠え癖を直すには?

     基本的に吠え癖を直すのに一番きく行為は“無視”です。
    吠えることで構ってもらえる、自分に意識がむく、吠えれば思い通りになるという考えを取り払う必要があります。
    無視とは基本的に目を合わせない、声をかけない、叱ることもしない、あるいは存在に気づかれないように行動することです。
    問題行動の際には、完全に愛犬を無視しましょう。これを繰り返すことでトイプードルは学習します。

     トイプードルはとても頭が良いです。人が喜ぶ行動を犬自身で考えて、喜んで行動することができます。一度ついてしまった悪い癖は、なおるまでトイプードルを信じて、根気よくしつけを繰り返してあげましょう。

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